学生時代は一年生から三年生になっていくと、勝手に後輩というものができて、自分は勝手に先輩という立場になる。
普通に生きていると、先輩になるという経験をすることになる。
俺たちは学生の頃から、社会に出ても先輩後輩という関係は存在するんだ。ということを経験から学んできた。
しかし、底辺クソブラックIT企業に入社して2年以上が経つ進藤京介という男は、社会人になってから未だに先輩になったという感覚を持ったことがないという。
これは一体どういうことなのだろうか?
毎年新入社員というものはいるはずなので、それはつまり先輩になっているという証拠ではないか!?
だが、よくよく考えれば、この進藤京介という男が入社した会社は、人売りIT派遣を行っている会社だ。
つまり、先輩は基本的に客先常駐で仕事をしているため、自社がどういった状況なのか、どんな後輩がいて、どんな先輩がいるのかということを把握できないのだ。
周りの会社を見ると自分は先輩ではないと認識する
別会社の新入社員が、先輩社員に色々と教わっている場面に出くわした。
あー!この人は新入社員でこの人は先輩なんだなぁとその時は見ていた。
しかし、それから一年後、その新入社員が先輩となり、新しい新入社員を教育していたのだ。
この人は立派な先輩社員になったんだな!と感心したのだが、あれ?俺は!?
- 自社に行けば知らない人しかない。
- 客先ではプロパーが指揮命令を行う(偽装請負)
- 客先では自社の社員が自分ひとり
そう!俺には先輩と呼んでくれるような人は誰もいないのだ!
このようにIT底辺クソ人売り派遣違法企業に入社してしまうと、先輩になるということがないのだ。
そりゃそうだ、今年何人入社したとかすら知らない。
自社の状況なんてよくわからない。
そんな中でどうやって先輩になることができるというのだろうか
学生の中には、立派な先輩になって頼られるような社会人になりたい!と切望している人もいるかと思うが、そういう人は、間違っても底辺IT企業には入社してはいけない。
アウトソーシングというカッコいい横文字に釣られて、人売り派遣会社に入社してしまうと、とんでもないことになるぞ!
では底辺IT企業の社員はどうなるのか
先輩になることができない。
だったら底辺IT企業の社員はどうなるのか?
答えは簡単だ!使い捨て要員だ。
権利を奪われ、賃金も不正に搾取され、先輩にもなれず、結局はプロパーにこき使われる使い捨て要員。中間搾取会社に賃金を搾取される使い捨て要員。自社に使い捨てられる使い捨て要員。
悲しいだろう。
俺がなぜこんなにもIT業界には近寄るな!と声を大にして言っているのかがわかっていただけるだろう。
もちろんすべてのIT企業がこれに当てはまるわけではない。底辺IT企業が当てはまるのだ。
しかし、就活ではなかなか見抜くことが難しかったりする(企業が嘘をつくので)
なので極論を言ってしまえば、IT業界に近寄るな!ということになってしまうのだ。