俺はとうとう「労働基準監督署」という場所に行ってきた。
俺は会社を適当な理由でサボって、飯田橋駅で下車した。
会社を休んでいるとはいえ、俺はスーツ姿で労働基準監督署に向かうことにした。
飯田橋駅は出口が大量にあってわかりづらいが、A1出口から出ると多少はわかりやすい。C2やC3は更に近いようだ
俺はこの中央労働基準監督署の入り口に恐る恐る踏み入れた
中に入ると掲示板がドーンとある。中にいる人はスーツを着た人からフランクな格好をした人様々だ。
入ってすぐに特に案内人が出てくるわけでもない、とりあえず6階を目指すことにした。
労働問題に関することは6階だ。入って真っ直ぐ進みエレベーターで6階まで行くことにした
6階につくと、タッチパネル式の受付機械がある。何の相談なのか3種類くらいボタンがあったが、労働相談だったかな?まぁ見ればわかる作りだ。
俺は労働相談のボタンをタッチして受付票を発券し、近くの椅子に座って番号が呼ばれるのを待った。
待ち人数は3人だったが、ばんばん番号が呼ばれている感じだ。
室内は郵便局みたいな感じで、呼び出し番号パネルと受付の人がいて、呼ばれたそこで話をするスタイルだった。
労基の人「100番さん!」
俺「はい!」
労働基準監督署との話し合いが始まった
10分もしないで俺の番号が呼ばれた。
目の前にある郵便局式のカウンターでやりとりするのかと思えば、その横にある別室で行われた。
別室といっても、パーテーションで区切られてあるだけなのだが、机に椅子があり広々としている。
担当してくれた労基の人は女性の人で、とても優しそうな印象だった。
担当「よろしくお願いしますね」
俺「はい!真黒闇会社の進藤です!宜しくお願いします」
担当「じゃあ、まずこちらを書いてくださいね」
渡れた紙には自分の情報を書く欄と、会社の情報を書く欄がある。
自分の情報を書くのは必須項目だが、会社の情報は別に書かなくてもいいらしいし、一部のみでもいいらしい。
俺はとりあえず社長の名前も知らないので、社名だけ書いといた
とりあえず、話した内容はプライベーティングなので、まとめくらいな書き方で勘弁してほしい
俺の会社は非常にブラックな企業であることに間違いないが、グレーなので労働基準監督署としては動くことはできない
というのが回答だった。
明らかな労働基準法違反が無い場合は、動くことは難しいそうだ。
それでも、別のパターンで対応できるということを教えてくれた。
なんでも労働局という別の機関があり、あっせんという形があることや、ほかに弁護士との無料相談などもできるなど
とにかく親切にいろいろと教えてくれた。
労働基準監督署の人は、とにかく親切で色々な事を教えてくれた。
しかし、労働基準監督署としては、どうしても行動範囲には限界があり、黒と判定できない場合は動くことはできないようだ。
未払い残業代などは、どれだけの残業代を自分が実害として損しているのか、計算しておくとスムーズに話が進むそうだ
また、俺は多重派遣や偽装請負に関することも質問したが、やはりこれでも別機関での対応らしい。
それでも、多重派遣や偽装請負に関する知識を色々教えてくれたし、親身になって相談を聞いてくれた。
ちなみに偽装請負や多重派遣は東京都労働局需給調整事業第二課に相談するのが良いらしい。(後日電話相談しました)
今回の回答としては、俺の仕事は偽装請負の可能性が非常に高いため、東京都労働局需給調整事業第二課へ行くべきだとのこと
まとめると
- 明らかな労働基準法違反がある場合は対応できるらしい
- 証拠と、自分の受けた実害を計算しておくべき
- 相談なので、労働条件に関する質問などもできる
- 親切に色々教えてくれるので安心して行って大丈夫
- 別機関での対応を進めてもらえることも多々ある
実をいうと、会社に行きたくなかったので高熱が出たという理由でサボっていた。
しかし、せっかくサボったので意義のあるサボりにしたかったので、急遽行くことにした
もともと、何かしてくれ!という目的ではなく、この労働条件ってどうなんですか?という質問をメインにした
なので最初に「今回はいろいろと教えてほしいのと、質問がしたいです」ということを言っておいた
それも笑顔でいいですよと返答してくれて安心できた
それでも、これで労働基準監督署として動けるかどうかなども教えてくれたり、他の手段もあるということを教えてくれたり
労働基準法についてより詳しく知ることができる素敵な機会であり、非常に為になった
とにかく親切に教えてくれたので安心した時間を過ごせたのだが、なんといっても2時間30分も話を聞いてくれたことには非常に感謝しております
ブラック企業って敵しかいないが、こういう所には味方がいるもんなんだな…