【第一話】嘘つき営業との出会い【嘘つき営業】

嘘つき営業の暴挙

客先常駐のIT土木作業員にとって、営業というのは必ずコミュニケーションを取らなければいけない存在だ

世の中には色んなエンジニアがいるように、色んな営業がいる

今回はその中でも極めて悪質な営業を紹介しよう

そもそも営業の立場が強いように思える
普通ならば平等だろう

しかし、エンジニアを管理している気分になっているので、営業は優位にたっていると勘違いしてしまうんだろう…
さて、そんな営業のお話

一通の電話がかかってきた
しかし電車の中なので出られないし、見知らぬ番号だったので無視した

留守電も残さなかったので仕事関係ではないとわかった
2時間後、同じ電話番号からかかってきた

仕事か?
こっちは番号知らないのに留守電も残せない無能な営業からだとわかった

俺「はい 進藤です」

営業「あー真黒闇会社の柴田です」

俺「おつかれさまです」

柴田「あーじっとんのかいっしょしたいけんあるんですちょ」

こいつ何言ってんだ?
モゴモゴしゃべってて聞き取れない

電話だし仕事の話なんだから、ハッキリ話せよ…

柴田「ちょちょでちょまぁしゃみくでね、じょぼびっち」

進藤「メッセージください」
とんだ無能営業にあたってしまった
とりあえず、案件の説明がしたいとのことだった

そして直接会うことになり、そのまま事前面接へと行かされることになった

ITブラック企業の底辺では、案件を断るなんて基本的にできない
案件を断ると怒鳴り散らす営業もいるので注意

柴田「あー進藤くん?おつかれさま」

俺「おつかれさまです」

柴田「案件なんだけど…」

案件の説明が始まった
前の人間が辞めるので引き継ぎを受ける立場のようだ

俺「現場の雰囲気どんな感じですか?」

柴田「めっちゃいいよ。みんな仲良しだし。優しいからね」

俺「いいですね」

柴田「しかも作業はめっちゃ楽だから」
しばらくすると、仲介会社のにんげんがやってきた

柴田「あーこの人は福田さん」

福田「進藤さん、今日は面談頑張りましょうね」

俺「はぁ」

これが人売り派遣だ
人間を横流しするだけで金を稼ぐブラック企業に、ヘコヘコ仕事を貰うだけの最底辺企業

これがIT業界の闇だ
そして、そこでの仕事が始まった

ここは・・・?職場はまさに施設のような場所だ
目が死んでいる労働者たちが無言でパソコンをカタカタと操作している

しばらくいたが、みんな死んだように仕事をしていた

俺はふと思い出した

柴田「めっちゃいいよ。みんな仲良しだし。優しいからね」

今どきの仲良しという表現はなかなか面白いね
死んだように無言でパソコンを操作するってのは仲良しに分類されるようだ

そんな仕事を続けていき、営業の嘘はさらにエスカレートしていく
続き→【第二話】嘘つき営業を許すな【嘘つき営業】