現在、絶賛放送中のテレビドラマ、「嘘の戦争」も、とうとう最終回を迎えることになる。
俺は、このドラマを毎週楽しみにしていたので、終わってしまうとなると非常に残念だ。
このクソみたいな社会人生活を送る上で、プライベートな時間というのはとても重要で、その楽しみが一つ無くなってしまうのは正直きつい。
俺の毎週見ているテレビ番組が、「橋下羽鳥の番組」「嘘の戦争」の二つ。
月曜火曜日と憂鬱なスタートも、この2つの番組のおかげで心の負荷が少しは軽減されていたのは事実だ。
さて、そんなこんなで、IT業界の底辺はなんといっても嘘の戦争状態になっている。
まず、偽装請負という嘘。多重派遣という嘘。事前面接という嘘。新卒採用の嘘。残業代の嘘。
とにかく挙げればきりがないほどの嘘で成り立っているのだ。
特に酷いのが多重派遣の嘘かもしれない。
多重派遣の嘘
派遣の場合は、中間搾取会社を挟んだりする行為は禁止されている(多重派遣)
労働者に正当な賃金が支払われないのは問題だからだ。
当然、企業は請負という形で、この穴をくぐってしまうので意味がない。
中には派遣契約として現場入りすることもある。
だが、最底辺企業の場合はもちろん多重派遣になる。
するとどういうことが起きるのか?
それは、社名を嘘つく。ということが起きる。
例えば、底辺会社から中間会社と契約し、上位会社で働くとしよう。
この場合、上位会社では、底辺会社の名前を出すことを禁止されるのだ。
そう、中間会社の進藤京介です!と名乗る必要がある。
俺もこのような現場に入ったことがあるが、非常に大変だぞ!
上位会社の人「進藤さん!田中さんって元気にしてる?」
進藤「え?田中さん??」
上位会社の人間は俺のことを、中間会社の人間だと思っているので、中間会社の人間のことを質問してきたのだった
進藤「あ。。俺、まだ入ったばかりなので、先輩の名前とかあまり覚えてないんですよね」
上位会社の人「あら。そうなんだ」
瞬時に嘘をつく。
これは普通に真っ当に生きてきた人間ではなかなかできない行為だ。
嘘をついたらいけません!と幼いことから教育されてきた人間にとっては、非常に辛い仕打ちだ。
「あー俺、中間会社の人間じゃないんですわー実はー笑」
なんて言ったら、1週間の説教に加えて減給処分となる可能性もあるかもしれないかもしれないな!
常に嘘をつく必要がある環境で、果たしてやる気なんて起きるだろうか?
働けば働くだけ搾取される環境で、果たしてやる気なんて起きるだろうか?
底辺IT企業では安定した精神状態を保って生きていくのは難しいよ。