ただの使い捨ての特定労働者派遣

突然ですが質問です。

あなたはリーダーです。作業指示などを出していきます。
部下として正社員として雇った人間と、派遣社員として雇った人間がいます。
どちらの人間を教育しますか?

合理的に考えれば、正社員の人間を教育していくだろう

なぜならば、正社員ならば今後もずっと一緒に仕事をしていく可能性が高いから

となると、この取り残された派遣社員はどうなるのだろうか?

まずは、単純で面倒な作業をやらされることになる。
技術指導に関してはほとんど受けることができないだろう

同時期に現場入りした正社員の奴は、技術だけでなくシステムに関しても様々なレクチャーを受けている中、ただ黙々と単純作業をこなしていく。

昼飯時にもその温度差を感じる。

正社員の人たちが「さぁ飯いくぞ!」と仲良く昼飯へと外出する横で、派遣社員は寂しく昼食を食べる。

そして派遣社員には大した教育などもせずに単純作業をやらせて、最終的には契約を終了させて使い捨てる。

そりゃ派遣社員なんだから仕方ないだろう。なんて思う人もいるかもしれないが、この派遣社員もどっかの会社の正社員。
というとんでもない仕組みで成り立っているのが、IT業界だ

正社員というのは現代日本においては安心のブランドだ。
大学では大変な就職活動を強いられ、ようやく手にすることができるブランド。

それを悪用するのが、特定労働者派遣であるといっても過言ではないだろう

中にはきちんとした請負という形で、チームで現場入りしてシステムを作っていく所もある。
そこでチーム内で教育などが行われることもある。

しかし底辺IT業界ではまずあり得ない。
ほとんどは単独で客先に送り込んで、派遣が無理なら請負契約で、派遣同然の扱いをさせて使い捨てるだけだ。

底辺企業ではない会社の請負ですら、実は偽装請負として我慢をして働く人がたくさんいるのも事実で、この業界は既に終わっているのだ。

そのうち特定労働者派遣というものは完全廃止されることになる。

これについて俺は賛成だ。

正社員というのを餌に新卒をかき集め、派遣社員として使い捨てるような会社が乱立したのも、この特定労働者派遣というゴミ制度のせいでもあるだろうからだ。

しかし、このIT業界では更に深い闇である、偽装請負というものがある。
どんなに法律が変わっても、とにかく使い捨てという概念が無くならない業界。

俺はこの請負とか派遣とかでしか成り立っていないようなIT企業は全部潰した方がいいと思う。

客先常駐なんてのもぶっ潰して、使い捨てやら偽装請負による人権侵害行為も、根本から引っこ抜くくらいしないといけないのではないだろうか?

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コメント

  1. はぐるま より:

    1行目から最後まですべて正論だと思います
    今の時代にもこんな人身売買がある現実が虚しくなりますね
    なんで当たり前のようにこんなひどいシステムがのさばっているんでしょうね

    私は時々、こんな誰の役にも立たないただの他の会社の使い捨てとして中途半端に生きても意味があるのだろうかと思うことがあります
    それならいっそ生活保護でも受けてとことん堕落した方がましなのではないかと

    お互いいつか報われるときがくればいいですね

    • 進藤京介 より:

      コメントありがとうございます

      人身売買は法律でも禁止されていますが、この業界では平然と行われていますね
      そしてそれを当たり前のように行う企業と、偽装請負についてあまり知らない労働者とで、この業界は真っ黒ですね

      確かに今の社会は生活保護制度などがあり、働かなくても最低限の生活が保障されてしまっていますね。(不正受給が目立っています)
      今は使い捨てで苦しい状況かもしれませんが、それをバネに見返してやりましょうよ!

      苦しいからこそ、より高みを目指せると私は思っています!お互い頑張りましょう!!