底辺ITブラック企業の社員が客先常駐したらこうなった

大学卒業後、右も左もわからない状態で入社したのはアウトソーシングをメインに行う会社だった。

そう!要するに底辺ITブラック企業だ!

メイン事業は人身売買で、労働者の教育よりも目先の利益が優先で、とりあえず求人で騙して大量に入社させるスタイルの、底辺ITブラック企業によくあるやつだ

そんな会社で俺はIT土方として働いている。

そして客先常駐で働いていろいろ思ったことがある。

まず、周りとの賃金格差の実感と福利厚生の違いによる不満。
教育の無い環境での不安。
この業界の下請け構造や違法派遣による人格の屈折。

簡単に言えば、底辺ITブラック企業に入り、客先常駐で働いた結果、不満しか抱くことができないということになった

最初に言っておっこう
絶対に底辺IT企業には入社しないほうがいい。

こういうブラック企業は、俺たちの人間性を破壊する

別会社の人達との差

客先常駐では当然ながら、一つの事業所に複数の会社の人間が常駐することになる。
もちろん全てではないが基本はこんな感じだ。

そうすると別会社の人達との差を感じることになる。
このことは、このブログで何度か書いているので参照してほしいですわ

そうすると何が起こるか、自社への不満です。
仕事をして成果を出せば出すほど、自社の事が嫌いになる
自分の会社の事が好きだ!という人は少ないかもしれませんが、他者との比較によって不満を持ち嫌いになるのは、客先常駐あるあるでしょう。

このようになったのも、俺の賃金を中間で搾取している会社の存在があったのだ

中間搾取会社の社員と同じ事業所で働く事になる。
そう。これにはますます不満を抱くことになった

自社の奴らとの差

「俺はただの監視だから暇なんだよね。毎日スマホゲームしてるだけだよ。」

こんな事を言っている自社社員がいた。
どうなってんだ?

なぜ、そんな楽チンな仕事をしている奴と、給料が同じ額なんだ??

「うちはカップ麺とか無料で食えるよ。」
「俺んとこはコーヒーとか無料だし」

なんでだ?なんで俺のところは、無料なのがトイレの水だけなんだ?

同じなのは給料額だけなんて悲しいな
仕事量も環境も全然違うのに、評価がないから不平等な扱いを受ける。

俺は不満が溜まりまくっていった

また、おっさん営業に気に入られた女性社員は給料が上がるという理不尽な出来事もあり、自社に対しては不満しかなくなっていった。

引っ越しできない

一ヶ月予定の客先に常駐させられ、俺は引っ越しをすることができなかった。
客先常駐なので仕方ないが、やはり引っ越しができないというのは窮屈だ
以前も書いたので是非読んでください→

俺が一番ムカついたのが、1ヶ月の予定が延長延長で2年以上になったことだ
引っ越しできればしたいものだったが、やはり出来なかった

営業にいつまでなんだ?と聞いたが、予定だからわからんの一点張り。

契約更新がある?派遣じゃねーか!なにが請負契約だ!この偽装請負!多重派遣!
俺はそんなようなことを会社に訴えたが無駄だった
偽装請負を会社に訴えた結果が酷い

おいてけぼりの新卒

単独で頼れる人が誰もいないという状況で、俺は客先常駐をしていた。

周りの客先常駐員は、同じ会社のチームでワイワイやっていたり、マンツーマンであれこれと教育をしていたりとしていた。

「いいか?これがこうなってて、んでこの時にこうするとこんな感じだ」
「なるほど!」

そんなような会話が聞こえてくる。

一方、単独偽装請負の俺は

「とりあえず、手順書見てやっといてください」
「はい」

とまぁ、本番環境でまでこんな感じでやっていたのだから驚きだ。

スキルアップできないエンジニアになった

まぁ結局何が起こったかと言えばこれに尽きる。

ゴミエンジニアになってしまったということだ。

少し考えればわかると思いますが、自社は基本的に労働者を育てるという考えが無いので、どんな客先でもいいからとりあえずぶち込んでおけというスタイルなんだ

そしてそんなエンジニアを受け入れる客先での仕事となれば、スキルアップを望むことのできない仕事しかないというのは誰の目にも一目瞭然である。

また自社でチームという概念もないので、ここでも労働者が育つことは無い。
だいたいがチームリーダーの指揮命令を受けて仕事をしていくのだが、そういったことが無いため育たない。
ではどういう仕事か?

簡単な雑用だ。
簡単な雑用をプロパーの指揮監督下で行っていくだけ。

ゴミのような扱いを受け、ゴミのような仕事をさせられて、時間だけを無駄にする。

これが底辺IT企業の労働者の末路だ。

腐ったIT業界

底辺ITブラック企業に入社し客先常駐した結果、自社への不満。労働のモチベーションの低下。将来への不安。
マイナスポイントしか生まれなかった。

そして俺は、客先常駐やらアウトソーシングやらSESやらの働き方に疑問を持つようになった。

同時に偽装請負や多重派遣という違法行為が蔓延しているIT業界には近寄るべきではないと悟った

客先常駐はIT業界には確かに必要なスタイルかもしれない
しかし、やはり異常だ。

しっかりとコンプライアンスを守った運用をしていかないと、俺のように、この働き方に不満を持つ労働者は増え続ける一方だ。

しかし、大手企業でさえもコンプライアンスを守らずに多重派遣や偽装請負という違法行為を行っている
だからこの業界には近寄るべきではないと言いたい。

俺は偽装請負を労働局に相談したことがある。
その時の会話が今でも印象に残っている

俺「IT業界って偽装請負が多いじゃないですか」
労「え?そうなんですか?私は知りませんけど」

確かに、”そうですね”と返事をすれば野放しにしていることを公言しているようなもので言えないのだろう。
だがこれは、野放し状態になっていることを示しているようにしか聞こえなかった

なぜ野放し状態なのか?
労働者が、違法行為を訴えるということの敷居が高いのではないだろうか?

匿名でもいいから、訴えがあったら調査するような体制でないと、この違法業界から闇は消えていかない。
そして罰則を厳しくするべきだ。

悪を野放しにしている業界で誰が幸せになれるというのだ?

だから俺は何度でも言う

IT業界には近寄るな!