どーもー
見事に悪質企業に騙された男
進藤京介です。
この日本社会を救うために必要なことは、税金をたくさん搾取することではありません。
ブラック企業破壊することです。
というわけで、今回は悪質なブラック企業に騙されて入社しない為に注意すべき点をいくつかご紹介します。
就活生の方へ向けた熱いメッセージです。
考えてみてください。
架空請求とは電話やメールで嘘の請求をして金を奪うことですが、普通の人間は嘘の請求に騙されません。では、なぜ騙される人がいるのか?それは騙す方が巧みだからではないでしょうか?
何もしてないのに100万よこせ!って言われて渡す人なんか普通はいないですが、何かきっかけがあって巧みに言われれば騙されてしまうかもしれません
実は就職活動はこの悪質な架空請求構造によく似ています。
就職活動とは、悪質なブラック企業の詐欺が蔓延している中で就職先を決めるということです。
悪質なブラック企業が巧みに就活生を欺き労働力を確保しています。黙れたお金が帰ってこないのと同じで、新卒カードは戻ってきません。
さて、悪質なブラック企業と書いていますが、世の中のほとんどがブラック企業という認識なので、その中で酷いものを対象にします。
なのでもうブラック企業に入るのは仕方ないけれど、悪質なブラック企業には入りたくないという人はよく見ておいてください。
ブラック企業というのは定義が曖昧で、俺の中では如何なる不正もグレーゾーンもない会社がホワイト企業だと考えています。つまりそれ以外はみんなブラックです。
なので、ホワイト企業というそんな会社はきっと幻の中なんだと思っています。
というわけで悪質なブラック企業に騙されて入社しない為に注意するべきことを教えます
就職活動は架空請求業者との戦い
私は就職活動が嫌いだ。なぜならば架空請求業者が就活生を騙しているだけのイベントでしかないからだ。
だから就活生には、相手企業は全て架空請求業者だと思って臨んで欲しい。
俺は冗談を言っているつもりはない。今この記事を書いている俺の目は真剣で冷ややかだ。
就活生に対して「私たちはブラック企業です!入ったら後悔します!」なんてことを言う企業はいない。
デコレーションしてよりよく見せて就活生を惑わし入社させるはずだ。
中には「いい事だけじゃなくて悪い事もあります。例えば〜」なんてことを言ってくる企業もある。だが、これに対してきっともっと悪いことがあるんだろうと思った方がいい。
俺が過去に経験したのは
「弊社の良いところばかり紹介しても仕方ないので、辛いところも紹介しますね。IT業界には繁忙期というのがあるので、その時期は忙しくなり残業も多くなります」
なんてことを言ってた。
就活生は多少残業があるの仕方ない。と許容する。すると辛いのは繁忙期の残業だけか!と勘違いをする人が出てくる。
残業が多くてもみなし残業制度かもしれない(俺の頃はみなし残業は非公開だったが、現在は公開義務がある)し、毎月繁忙期かもしれないのだ。
相手は架空請求業者だと思って色々と質問しよう。
相手の言ってることだけを受け取ってはいけない。自分の送ったメッセージのフィードバックを読み取って判断するべきだ。
自分の許容範囲を特定する
自己分析とか意味ないことは今すぐ止めて、自分の許容範囲を紙に書き出そう。
いくら自己分析シートを完成させても、誰も自分を理解できない。
丸印を書いて提出して自分の性格が分かるなんてことができるのは神様くらいだ。
就活は架空請求業者との戦いだと言ったが、何も説明する企業だけはない。
就活コンサルだって大学だって架空請求業者だと思って接するべきだ。
大学は就職率を上げる為には何でもするし、就活コンサルは就活生の為を思っているわけでなく、あくまでビジネスとしてやっているのだ。
そんな連中に自己分析やら就活進路相談なんてされて良いのか?
とまぁ批判しておいて言うのはあれだが、そういった組織を”利用してやる”くらいの気持ちでいた方がいいだろう。
信用せず利用する。これがベストだと俺は思う。
そうして自分の働く上での許容範囲を明確にするべきだが、難しい。働いてみないとわからないことだらけだ。
つまり自己分析したって働いてみないとわぁらないよね。ってのが言えるわけだ。
なのでとりあえず自分の希望を書き出そう。
残業は月10時間までがいい(残業時間と離職率を知る)
週に2日は休みが欲しい(週休二日制に騙されない)
みなし残業代は嫌だ(基本給が低い会社は要注意)
正社員になりたい(アウトソーシングに注意)
自分の希望を考え出すと許容範囲も薄っすら見えてくる。
あとは、自分の許容範囲から飛び出さないかどうかを説明会等で明らかにしていく
要注意週休二日制の会社
完全週休二日制という言葉を聞いたことがあるだろうか?
週休二日制との違いは明らかであるが、理解していない人も多い。
完全週休二日制とは、1週間のうち休みが2日あるということだ。
週休二日制とは、1ヶ月の間に週2日休みの週が1回以上あることだ。
簡単に言えば、毎週2日の休みが欲しい人は、完全週休二日制の会社に入社しないといけない。
なぜこんなややこしい言葉があるのだろうか?それは間違いなく就活生を騙す為だ!
他にも完全月給制という言葉もあるので、そこはヤフーでググって欲しい。
悪質なブラック企業に近寄らない
- 相手のフィードバックから読み取る。
- 自分の許容範囲と照らし合わせる
これだけで、大きくリスク回避できるが、まだまだ危険は潜んでいる。
目安として危ない会社の特徴をあげよう
- みなし残業代
- 社員の平均年齢が若い
- 夏季休暇年末年始休暇の項目がない
- 交通費が全額支給ではない
- 毎年大量に採用しているが、総人数に変動がない
- パートナー企業を募集している
- オフィスの広さに対して従業員数が多い
- 夜遅くまで明かりが点いている
これらに複数該当したら要注意です
ベンチャー企業とは
IT業界はベンチャー企業が多いとか言うが、間違っている。
IT業界に多いのは社長の自己満足企業だ。社長の自己満足を満たすために若者を使い捨てている企業が多くあるのというのが正しい。
そもそもベンチャー企業というのは”困難な技術的問題に挑戦する小さな企業”である。若者を適当に偽装請負で投げ飛ばして終わりの自称IT企業ではない。
このIT業界に蔓延っている自称ベンチャー企業というのは、真のベンチャー企業に大変失礼だと思う。自称ベンチャー企業の元社員として深くお詫び申し上げますわ。
とまぁ色々と書いてきたが、とにかく俺は就職活動というイベントには大反対だ。
一部企業が金を儲けるためのイベントでしかないと思っている。
就職にしろ転職にしろ、なんで間に中間搾取会社みたいな会社が入らないといけないんだ?
これはかなりの極論かもしれないが、どうしても納得いかんわけです
もちろん1人でもなんでもできればそれはそれで楽ですが、なかなかそうはいかないんでしょうが、なんの価値も生み出さず横流しているだけの企業ってのが俺は大嫌いだ。
コメント
どうも元底辺技術者です。
SI業界に関しては見極める以前に求人の9割は会社ごっこやってるドブ企業です。
手に職をつけてそれを磨いてキャリアアップなんて考えてはいけません。
転職しようにも巷に溢れる求人は同様のドブ企業ばかりです。
私の所属した会社は元々受託開発中心の会社でしたが、年々その利益が薄くなっておりました。
そして、社長は現場に人員をぶち込む人売りヤクザ稼業を積極的に始めました。
そこでは価値ある経験なんてできません。
歳をとるにつれて立場も厳しくなってゆきます。
しかし、辞めないで3年もいたら中堅社員扱いって流石にやばいでしょ?(笑)
PGだろうがなんちゃってSEになろうが関係ないです。
私はアサインされた現場で他社の40代エンジニア達の扱いを見て辞める決心をしました。
限りなく人生が破綻してしまいます。
常駐先によって、ここはホワイトだなぁなんて思ってる人もいるかもしれないけど、それは貴方のものじゃないですよ!!
よく考えて!時間が経ったら茹でガエル!!
学生は、もういっそ近づくのを止めましょう!
コメントありがとうございます
私も世の中の多くがブラック企業であると思っています
今の就職活動は悪質なブラック企業が蔓延している中で就職活動するようなものであり
豚商流さんのおっしゃる通り、この業界には近づくことを辞めておけというのは当ブログのテーマでもあります
やはりこの業界では請負やら派遣という働き方が主流になっており、労働者の使い捨てがしやすい業界ですよね
本当の意味での働き方改革がなければ、これまで通り多くの労働者が大損する仕組みになっていると思います
ドブ企業の中でもドブ企業とはなんと表現したらよいでしょうか、ドブの底にいる企業をまずは一掃していくことが、今できる最大限のことだと信じております
今回の記事はIT業界だけでなく、全ての企業でも通用できればと思っています
就職と結婚は似ているといいますが、実際にしてみないとわからないこともたくさんありますよね。
長年同棲してても結婚したら失敗したとか、子供が生まれたら豹変したなどはよく聞く話しで、就職も同じだと思います。
なので、就職も結婚も私はほとんど「運」だと思ってます。
ただひとつ違うのは、離婚すると慰謝料をとられますが、退職の場合は慰謝料をとられないことです。
なので、やりたいことかなと思ったらまず飛び込んでみて、嫌だなと感じたらやめると割りきってしまうのもありかと思います。
今回の進藤さんの記事は、ブラック企業に入るリスクを下げようという主旨なので論点が異なると思いますが、進藤さんもおっしゃる通りブラック企業が蔓延してますので、ブラックいざ入ってしまったらという観点で考えてもよいのかなと思いました。
コメントありがとうございます
確かに運ですね。日本では90パーセント以上がブラック企業であると言われるくらいですので、凶を引くか大凶を引くかみたいな感じでしょうか笑
実際に入ってみないと実態はわからないというのはまさにその通りで、例え残業代を出します!と説明会では言っていても、実際には45時間を超えたら出さない(残業をつけるな)という会社もあるようですね。
なので嫌なら辞めるという考えは、すぐに実行できるかどうかは別として大賛成です。
正直言って凶を引くリスクを下げることはできませんが、大凶を引くリスクは下げることができるかもしれない?という淡い期待と、クソ底辺会社共への牽制を込めてこの記事を書きました。
ブラック企業に入ってからどう行動するのか?というのは一番大事なポイントでありますね。