底辺ITブラック企業は教育もなく社員が大量に辞めていく

「社員が次々辞めていく会社」に足りない視点優秀人材の流出を防ぐ5つの具体策

という記事を読みました。

若者の人口は減っていく一方で、若者よ結婚しろとか、少子化をなんとかしろ!と言われる一方で、派遣会社やブラック企業は乱立を繰り返す。

根本的な原因を払拭しない限り、この国に明るい未来はないだろう。
そんな憎むべきブラック企業の特徴として、離職率が高いことが挙げられる。

この記事では、企業にとっては離職防止は重要施策と位置づけ、その具体的な方法を紹介している。

底辺ITブラック企業の離職防止施策

しかし、この記事で紹介されているような施策を底辺ITブラック企業では実際に行うことは決してない。断言できる。

そもそも底辺ITブラック企業の成長は、一般的な企業の成長とベクトルがずれている。

そのためこの記事で挙げているような離職防止施策は必要がない。

一般的な企業では優秀な人材を育成し、生み出した財産を世に売り出し会社を大きくしていくはずだ。つまり会社の成長に優秀な人材は欠かせない。

しかし、底辺ITブラック企業では優秀な人材などは必要なく、とにかく使い捨てられる人材が必要なのだ。
それはなぜか?

IT業界では仕事を請負という形で協力会社に依頼できる。多重下請け構造が主軸となり回っている。
つまり仕事は上からこぼれてくる状態だ。

そのため優秀な人材を育て上げるよりも、低単価で使い捨てることができる若者を大量に取り入れるほうが効率的なのだ。

底辺ITブラック企業が求める人物像

終身雇用に対してとても慎重になっている日本の企業にとっては、この下請けという仕組みはとても便利だ。必要な時にだけ必要な量の労働力を抑え、必要な金額を提示しておけばいいだけなので、わざわざ雇用というリスキーな手段をとることがない。

そこで底辺ITブラック企業の出番なのだ。

とにかく人員さえ確保しておけば、あとは上からこぼれてくる仕事にぶち込んでおけばいいだけだ。

底辺ITブラック企業が必要とするのは、優秀でコストのかかる人材ではなく、必要最低限のコミュニケーション能力があって低コストで売り飛ばせる労働者だ。

底辺ITブラック企業では採用の時には未経験を大歓迎し、求める人物像にコミュニケーション能力が高い人間。としていることが多いが、それはそういうことである。

これこそがIT業界の闇

このような多重下請け構造こそがIT業界の闇だ。
これをいいように解釈して、雑用をさせる仕事も平気で降ってくるし、給与格差だけでなく待遇の格差までもが顕著に表れている。

下請け構造があるからこそ、本来は無くてもいい名ばかり正社員を生み出すブラック企業が続出している。

社員の教育などに費用は一切かけない。なぜかというと大量に正社員を雇うので、待機者の給料も考慮しなくてはいけないため、全ての労働者自身に助け合いをしてもらっている状況だ。

詳しく言うと、客先に行かずに社内で待機している労働者が10人いるとすれば、その10人は会社に対して利益をあげていないことになる。その労働者の給料も会社は負担しなくてはいけない。
では会社が誰に負担させるか?それは雇っている労働者だ。

つまり、底辺ITブラック企業で働くということは、中間搾取会社に給料の一部を搾取され、社内待機者にも搾取をされるということだ。

会社は労働者に対する技術的研修や心的ケアなどは全て、無駄な支出と考えている。
それに我慢できない労働者達が大量に離職していく。

客先に出れば自社の異常性に気がつくのだ。

明るい未来へ必要なコト

俺は許せないことが一つある。
それは、熱意の無い企業だ。

熱意とは何か?それはアクティブで革新的で前進していく姿だ。
自らの頭でアイデアを叩き出し、世間からの評価を浴びてデカくなっていく。

これこそが企業というものではないか?

それを、ただただ人身売買という形でしか会社を成せないような会社未満は、明るい日本社会には必要がない。

貴重な若者を使いつぶし無能な社長の為の会社なんてのは要らないんだ。

これからの明るい未来に必要なのは、そういった底辺ITブラック企業が粉砕されていくことだ。そのためには下請や派遣といった契約を根本的にぶち壊す必要がある。
そして、底辺ITブラック企業には近寄らないという姿勢を持つことだ。

客先常駐という闇を今こそぶち壊す必要があるのだ。

ここから生まれた偽装請負や多重派遣といった行為は決して許されざるものではない。